IFRS(国際会計基準)は「いつから導入・適用されるか」が問題です。
IFRS(国際会計基準)の適用はいつからか?
金融庁は2009年6月に、日本でのIFRS(国際会計基準)適用に向けた制度改革の骨子を発表しました。これが日本版IFRSロードマップと呼ばれるものです。
日本版IFRSロードマップによるスケジュール
・2010年3月期 任意適用開始
・2012年・・・ 強制適用開始の時期を判断
・2015~2016年 強制適用開始
当初、早ければ2015年から国内の全上場企業に国際会計基準(IFRS)を使った決算報告が義務づけられる見通しで、2012年中にその強制適用開始時期の最終判断が下されることとされていましたが、2012年、2013年も「さらに審議を継続して議論を深める必要がある」として結論が見送られました。
IFRS(国際会計基準)の適用について
IFRS(国際会計基準)の強制適用時期については東日本大震災の影響もあって、金融庁が2013年6月に発表した報告書ではその判断が見送られました。
しかし、経済活動のグローバル化が進む中、今後はIFRS(国際会計基準)が主流になるとの見方が強いのも事実です。
「世界中の投資家が企業の財務情報を国際比較しやすいように」と大手企業のIFRS(国際会計基準)が続いています。
IFRS(国際会計基準)の適用を表明していない企業でも準備を進めているケースは多くあり、適用企業数が一気に増える可能性がある、と言われています。